産業医から会社側への報告の制限について

　産業医が社員と面談をして、その面談の内容をすべて会社側に伝えることは望ましくありません。社員の了承があったほうがよいでしょう。会社側にぜひ伝えたほうが良いような事項については、産業医が社員に説明し、説得して了承を得る方向で行うのがよいです。それでも社員が了承しない場合にはやむを得ない面もありますが、安全が優先される場合には、産業医の判断で会社に報告しても構わない場合もあります。

　またこれらのやりとりも記録を残します。

　以上のことは、通常の個人情報の取扱と基本的な考え方は同じです。