適性について

 ときには、マルチで何でもこなせることができる人もいるでしょうが、大抵は各人それぞれに得意分野と不得意分野があるものです。得意分野でこそうまく能力が活かせることができます。不得意分野は伸ばすという観点ではなくて、主として「補う」ことが大切になります。

 また、得意分野と不得意分野の高低差が大きい人もいます。その人の適性がうまくハマれば非常に高い能力が引き出せることもあるのに、不得意な業務をさせ続けることがあります。

 うまく仕事ができないと、その人物の全体が評価されて、「ダメだ」とかというふうになりがちです。加えて本人が自信を失って自分は「全部ダメだ」と思いこんでしまうこともあります。 

 

 また何がやりたいか希望も大切で無視することはできませんが、適性があるかないかで、仕事内容を決めるほうが良いでしょう。希望を優先させるのではなくて、むしろ適性を優先させたほうが良いでしょう。